昨日は、母校である音楽学部fグループ主催の弦楽合奏の夕べを聴きにみなとみらいホールに行っておりました。私が尊敬する名倉淑子先生が指導されているアンサンブルです。
もう、何もかも素晴らしくて途中で泣きそうになってしまいました!!!
4月の名倉先生のリサイタルには伺えなかったので、久しぶりに名倉先生のヴァイオリンを間近で聴き、その迫力に圧倒されっぱなしの2時間でした。アンサンブルは大学の卒業生で結成されているので、懐かしいお顔もチラホラ♪ とにかく、素晴らしく楽しい演奏会でした。
プログラムは全て良かったのですが、特に芥川也寸志(芥川龍之介の三男)作曲の「弦楽のための三楽章『トリプティーク』」は、独特なリズムがとても面白く、本当に予測不能な変拍子で最後まで食い入るように聴いてしまいました。
シューベルトの弦楽四重奏第14番は二短調ですので、冒頭から悲しく、絶望的な旋律が満ち溢れていました。「死と乙女」というタイトルがつけられており、第2楽章では死を拒絶する乙女に対して、「死とは永遠の安息である」と死神が語る場面が表現されています。本当にその様子が浮かぶような演奏でした。
30分弱の曲ですので、演奏者はかなりの集中力が必要だったと思います。
とにかく、本当に素晴らしい演奏でしたので、これは皆さんにもどんどん聴いてもらいたいです。
来年は5月25日(土)に開催されますので、ぜひぜひ足をお運びください!!!