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執筆者の写真A.Nishiyama

2019年度 おひろめ会 終演


 昨日、無事に今年度のおひろめ会を終えることができました。素敵な会場で、これまでの練習の成果を存分に発揮してくれた生徒たち。この数か月間、曲に対して真剣に向き合い、努力を重ね、今までで一番の演奏を披露してくれた生徒たちを見て、舞台袖で思わずうるっときてしまいました。

ピアノを始めて4ヶ月の生徒は、自分から「出る!」 と決め、まだまだ小さなその両手で熱心に練習をしました(「出る!」と決めたのはレッスン開始2ヶ月です)。来年でもよいですよ、とお話しをしましたが、お母さんも、「本人の意志を大事にしてあげたい。」とのことで、教本と平行しながら曲を仕上げていきました。右手の上を左手が飛び越えて演奏する奏法も、落ち着いて、リズムよく弾くことができ、大きな拍手を頂きました。

 また、3人4手にチャレンジした男子3人は、楽譜を忘れるというハプニングがありながらも、とうとうそのまま最後まで弾ききってしまい、私は舞台袖で大変驚きました。別々の学校で、合わせができた時間もごく僅かだったので、あとは楽譜をよく見て、お友達の音をよく聴いて心を一つにして・・・など、なんだかたくさん言ってしまったのですが、ハラハラドキドキしていたのは私だけだったようです(^o^;

 生徒一人一人にドラマがあり、その背景には支えとなるご家族のご協力があり、その全てが集結した会場は言葉には変えられない笑顔と暖かさに包まれていました。

 プログラム最後の全体アンサンブルは、ベートーヴェンイヤーに向けて「歓喜の歌」をチョイス。1番は弦楽、2番3番をドイツ語と日本語で歌うというスタイルにし、横浜開港記念会館のホールを存分に活用できるよう、聖歌隊(ピアノの生徒)は2階席から歌うことにしました。左右に分かれ、会場全体を歌声で包み込む、というイメージです。2階席は階段もありとても急なため、私は付きっきりで生徒の背後から歌いました。そして、そこでも感動のあまりうるっと・・・。一生懸命歌っている背中がとても愛おしかったです。

 「本番に発揮される見えない力」というのをまざまざと感じた一日でした♪


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